...君には酒一杯飮まんこと常の事なるべけれど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...あいすまんことでした...
海野十三 「超人間X号」
...排満興漢(はいまんこうかん)の旗じるしをかかげたあの中国革命同盟会の本部が東京にあったればこそ...
高見順 「いやな感じ」
...楊完の麾下(きか)に劉万戸(りゅうまんこ)という者があったが...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...そやなかったら「気イついてみたら済まんことした思てんけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...えらい済まんことどした」「なに...
近松秋江 「狂乱」
...本でも読まんことには馬鹿になってしまうからね...
徳田秋声 「縮図」
...子は米国風(べいこくふう)に富まんことを欲した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...生きんがために愛したがり満腔(まんこう)の愛を消費したがる力強い率直な同情心...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今なおわたくしの旧著を精読して批判の労を厭(いと)わない人があるかと思えば満腔(まんこう)唯感謝の情を覚ゆるばかりである...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...満腔(まんこう)の若やかな親しみを寄せるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...満腔(まんこう)の親しさと愛とを注ぎかけずにはおかなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...我は男子が姦婦(かんぷ)に対するの処置を以てまた姦夫(かんぷ)に臨まんことを望むものなり...
福田英子 「妾の半生涯」
...ほんまにすまんこっちゃ...
横光利一 「南北」
...「すまんこっちゃ...
横光利一 「南北」
...相すまんことでおざった」「何かあったのですか...
吉川英治 「私本太平記」
...ああ――と満腔(まんこう)から鬱(うつ)を天へ吐きすてるのもあるし...
吉川英治 「新書太閤記」
...満腔(まんこう)の好意をもっていたのであるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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