...満腔(まんこう)の不平を抱いて放浪していた時...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...もう酒はないぞ」「酒はもうのまんことにきめた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そして大胆なるこの表現とに萬腔(まんこう)の敬意を表するものだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...すまんことじゃった...
海野十三 「超人間X号」
...あいすまんことでした...
海野十三 「超人間X号」
...「俺が酒を飲まんことは...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...そやなかったら「気イついてみたら済まんことした思てんけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ほんまにえらい済まんことどした」主人は撫(な)でるように優しくいうと...
近松秋江 「霜凍る宵」
...唯一人満腔(まんこう)の同情を彼に寄せた人があった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...子は米国風(べいこくふう)に富まんことを欲した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...久太郎は眼をきょろきょろさせ、こ、こ、こ、小森さん、す、す、すまんことした、わ、わ、わしも、だ、だ、だまされた、と巧く云えないので歯がゆそうに身体を振り、そのために余計吃って、この妙な男も、眼に涙をためているようであった...
火野葦平 「糞尿譚」
...実に済まんことをしてしまつたんだよ...
牧野信一 「心象風景」
...そこへ承応(じょうおう)二年に戴曼公(たいまんこう)が支那から渡って来て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ほんまにすまんこっちゃ...
横光利一 「南北」
...相すまんことでおざった」「何かあったのですか...
吉川英治 「私本太平記」
...万戸(まんこ)の庶民は...
吉川英治 「私本太平記」
...満腔(まんこう)からいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ああ――と満腔(まんこう)から鬱(うつ)を天へ吐きすてるのもあるし...
吉川英治 「新書太閤記」
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