...逃げまわる鬼を追いまわした...
芥川龍之介 「桃太郎」
...夜中(よなか)に臥床(ふしどこ)から起(お)き出(だ)してあるきまわるようなことが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...いたずらにさわぎまわるばかりで...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...ぐるぐるまわるじゃありませんか...
江戸川乱歩 「大金塊」
...眼のまわるくらいの大忙しで...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...大統領を鋼鉄の箱に入れてはこびまわるわけにはいきません...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...鼠の毒が総身(そうしん)にまわると大変だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...極地を飛行機で飛びまわることは...
久生十蘭 「南極記」
...東京の都内をあてもなく歩きまわるのは...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...さわぎ立てる血が体中を走りまわるのや髪の毛までまっかになった様な姿を女はかお色一つかえず髪一本ゆるがせないで見る事が出来た...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...その辺を歩きまわる足がかりの為かならばだけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……目がまわるみたい...
三好十郎 「胎内」
...ガンたちといっしょに飛びまわることのできる小人になりたいような気がするのでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...少し急ぐとひっ掛け帯で歩きまわる...
山本周五郎 「初蕾」
...涯てしもない虚空の中で互い違いに波打って狂いまわる恐ろしさに...
夢野久作 「少女地獄」
...御当家の危急存亡は今に迫ると遥かにうけたまわるにつけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...この将門の敵にまわるわけがあるのか」初め...
吉川英治 「平の将門」
...悦之進は厩(うまや)へまわる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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