...これはまわり道してお仕置場にゆく路だ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...少しまわり道をして表通りを歩くのですけれど...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...まわり道をしなければならないのです...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...わざとまわり道して...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...まわり道をして母方の親類にあたる陸(りく)という者の家へいって泊った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...そのあとも人(ひと)びとはまわり道(みち)をつづけ...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...こちら側からはいりこもうとしてまわり道をしたのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...しかし彼はまわり道をした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...元は境遇の事情によってディレッタント風な要素でまわり道をさせられたにしろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まわり道をしないで...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...少しまわり道にはなるが遠くはなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...江戸を出たのが七月二十九日ですから」「今日はもう八月七日よ」「まわり道をしましたから」と新八が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私はまわり道をしてゆきます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「だって道がまるで違うじゃないの」「いいのよまわり道をするから」おもんは肩をすり寄せるようにした...
山本周五郎 「柳橋物語」
...まわり道をして八幡社の丘の茶店へいった...
山本周五郎 「やぶからし」
...この身のまわり道楽に見込まれて...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...水野、本多、その他の諸将は、夜半、秀吉の龍泉寺山を夜襲しようと、極力、すすめたが、家康は笑って、しかも、まわり道して、小牧へ去った...
吉川英治 「新書太閤記」
...まわり道であっても仕方がない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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