...女はまるまると肥(ふと)った子を抱いていたが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...僕の左右にはまるまると肥つた仏蘭西(フランス)の大使クロオデル氏を始め...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...彼は棗(なつめ)のやうにまるまると肥つた...
芥川龍之介 「歯車」
...まるまると肥つた紳士が一人(ひとり)...
芥川龍之介 「春の夜は」
...まるで彩色をしてない白い泥人形の頭のようにまるまると現れてきた...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...まるまるとしたトンネルを掘るのであった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...お待ち申しておりました」まるまると太った色白の顔にちょびひげのある紳士が...
江戸川乱歩 「影男」
...まるまると肥えふとり...
太宰治 「古典風」
...一子の菊之助もまるまると太ってよく笑い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...まるまるとふとつて生きかへつて来て...
太宰治 「火の鳥」
...そのまるまると栄養のいい顔には...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...丈が低くて二十貫もあるほどの横肥りにまるまるとしてゐる岡のことを大二郎が...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...まるまるとはちきれさうに盛上つた女の膝を枕に寢てしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...肩などまるまるとしていたし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...佳玖子はまるまるとよく肥えて...
山本周五郎 「菊千代抄」
...まるまるとした顔は見るからに人がよさそうだった...
山本周五郎 「季節のない街」
...まるまると肥った頬(ほっ)ぺたを赤くして竹の棒でいっしょけんめいに地面を掘っていらっしゃる...
山本周五郎 「契りきぬ」
...元来が灌木である筈のこれの高さが一丈から一丈五尺に及んでまるまると茂って居る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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