...一局部の話柄(わへい)に留(とゞ)まるのみ...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...非実験的に丸呑(まるのみ)にし自ら信条の純正を以て誇り...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...丸鑿(まるのみ)は...
高村光太郎 「回想録」
...ただに標準を誤まるのみならず...
夏目漱石 「創作家の態度」
...そこで大きな丸鑿(まるのみ)で眼をこじあけ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」宗教の用は人と上帝との交感に止(とど)まるのみならず...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...ただ顧問にとどまるのみ...
福沢諭吉 「学問の独立」
...其害たる唯一時一部分に止まるのみ...
福沢諭吉 「帝室論」
...単に画題の説明に止まるのみでなく...
藤島武二 「画室の言葉」
...丸呑(まるのみ)にさせられたギゴチない定義や定理が...
二葉亭四迷 「平凡」
...丸呑(まるのみ)に呑込めるだけ無暗(むやみ)に呑込む...
二葉亭四迷 「平凡」
...大きな夢を夕べ見たヒマラヤ山を引ぬいて万里の長城ひっかつぎ太平洋を背に負ひ北極の氷まるのみしあんまり重くてバッタリとそこに倒れて下じきだ「いたい/\」と思ったら何だ今のは夢だった...
槇村浩 「大きな夢」
...三十円の月給を頂戴(ちょうだい)してやうやうに中学校の教員となつて校長のお髯(ひげ)を払ふやうな先生が天下丸呑(まるのみ)の立志論を述べ立つる抔(など)片腹痛きにも限りあるものなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...丸鑿(まるのみ)と金槌(かなづち)と砿石(いし)を入れる革袋を持ち毎日暗いうちから山へ登って行く...
山本周五郎 「藪落し」
...胆石病の痛みは丸鑿(まるのみ)で揉(も)まれるようだ...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...さらにふしぎが深まるのみであります...
吉川英治 「江戸三国志」
...昂(たか)まるのみなこの歓びも...
吉川英治 「大岡越前」
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