...ところがあなたの電話を切るとまもなく木村君の手紙が届いて来たんです...
有島武郎 「或る女」
...*ドイツの天文学者夜番はまもなく...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...少しのへまもなく怪我人は助かったのかも知れないのです...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...まもなく、小船はハヤブサ丸のすぐ下まできました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...もちろん私の微醺はまもなく醒めてしまった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...ちょうど今日まもなく戻って来るはずになっており...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...右の目を標準にしてだんだんに進行して行くうちにまもなく鼻から顔全体の輪郭まで大改造をやらなければならない事がわかって来たのでこれはたいへんだと思った...
寺田寅彦 「自画像」
...まもなくルーシィは群から抜け出すことができた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...天智が死んでまもなく...
蜷川新 「天皇」
...……まもなく殿下には無事にお出ましになられた模様でありますから...
久生十蘭 「魔都」
...作の巧拙などを問ふべきいとまもなく...
牧野信一 「浪曼的月評」
...まもなく愛するようになるでしょう...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...まもなく縺(もつ)れもほぐれて梳(す)きおろされてしまうと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこへまもなく、サーベルの音と靴の音がしたので、ふと灰雨は顔をあげてみたのだが、かれは立ち上って、いきなりその警官の横面をなぐりつけてしまって、とうとう警察へ引っ張られたとのことだった...
山之口貘 「酒友列伝」
...まもなく南鍋町にカフエー・パウリスタ...
山本笑月 「明治世相百話」
...高時はいちど、執権職を退(ひ)いて、職は金沢貞顕(かなざわさだあき)にゆずり、またまもなく、赤橋守時(あかはしもりとき)に代っていたはずだった...
吉川英治 「私本太平記」
...まもなく、彼は、ふたたび、南海の任地へ、帰った...
吉川英治 「平の将門」
...朝は三人の子を小学校へ出すまで坐るひまもなく...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??