...鼻にかかったなまめかしい声が聞えてきた...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...どうしたんです」帆村は女の艶(なまめ)かしい肩を叩いた...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...それはまめなもので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「でっかい山女(やまめ)がいるぞ」と...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...そのなまめかしいかおりの中に埋まっているのであろうと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...数人の歌妓(かぎ)思ひ思ひに艶(なまめか)しき身の投(なげ)ざまを示したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...芸者家(げいしゃや)の許可された町の路地はいうまでもなく艶(なまめか)しい限りであるが...
永井荷風 「日和下駄」
...まめのため踏みつけるたびに痛い足蹠(せき)にひやひやして小石路を歩いたり...
永井隆 「長崎の鐘」
...洗ひざらしの縞目(しまめ)も判らない袷一枚...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叔母さんとこの味噌汁(みそしる)や煮豆(にまめ)ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はヴィナスを抱くレダのなまめかしい樣子を見て...
林芙美子 「あひびき」
...昔の生娘(きむすめ)には違ふなまめかしさを持つてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...お内儀(かみ)さんも御健勝(おまめ)か...
樋口一葉 「十三夜」
...お内儀さんも御健勝(おまめ)か...
樋口一葉 「十三夜」
...ただ無考えに活溌でなまめかしい女であろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...なまめかしさとを引きはえつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...小忠実(こまめ)に勝手で働いている...
吉川英治 「江戸三国志」
...筆まめな女文字の便りは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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