...その自分の部分は自分の考へのままになる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そのままに放(ほう)っておけません...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...本能のおもむくままにやってしまうという状態なんだ...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...枯草がそのままに打捨ててあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ドサ貫の言うままに...
高見順 「如何なる星の下に」
...従ってまた表面的記載のままに文献を受取る傾向のあるのも...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...ともかくもこの山がそのままによく見える日がそうそう多くはないという事だけは想像される...
寺田寅彦 「伊吹山の句について」
...これだけの条件をそのままに全部具備した国土は日本のほかにはどこにもないはずである...
寺田寅彦 「涼味数題」
...二人の偽役人(にせやくにん)が乗って来た乗物にお伴(とも)の連中をそのままにして乗り込んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこまでも信ぜられないままに...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は今のままにしておくほうがいいように思う...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...そのままにしてあるが……あれは...
三好十郎 「その人を知らず」
...それをそのままにして長くなっています...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このままにしていては済まぬと云うことに気が付いた...
森鴎外 「雁」
...楽器の導くがままに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...歯も半分は抜けたままになっていた...
山本周五郎 「お繁」
...想いを殺してこのままに別れるのも...
横光利一 「旅愁」
...全国にわたる隠れた宮方の武士の名を記憶のままに挙げて行った...
吉川英治 「私本太平記」
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