...と瞬(まばたき)するから...
泉鏡花 「婦系図」
...まばたきもしないで見つめていた...
井上円了 「おばけの正体」
...まばたきもしない...
海野十三 「恐竜島」
...彼はフト空のスグ低い所に気味の悪い程大きな星がまばたきもせず黙つて輝いて居るのを見た...
太宰治 「地図」
...丸い眼を一杯見開いてまばたきもせず...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...まばたきをせぬまでになっていた...
中島敦 「名人伝」
...それでも瞬(まばたき)もせずに...
夏目漱石 「永日小品」
...不思議そうに瞬(まばたき)をした...
夏目漱石 「文鳥」
...疲れてゐるせゐか眼が乾いてしまつてまばたきをするのが痛い...
林芙美子 「雨」
...時間にすればほんのまばたきふたつほどする間...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まばたきひとつせずに...
久生十蘭 「魔都」
...まばたき一つしなかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まばたきもしないであらぬ一方ばかりを凝つと眺めてゐる私に...
牧野信一 「心象風景」
...私がまばたきをすれば睫毛(まつげ)はめのなかにある輝いた顔の面をあんなにさわるのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それでしばしばバックは火の傍でまばたきしながら...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...大きく大きくその上にまばたき初めると...
夢野久作 「髪切虫」
...二三度大きく瞬(まばたき)をして見せた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かれに目瞬(まばたき)するすきも与えず...
吉川英治 「神州天馬侠」
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