...間抜(まぬけ)めい...
泉鏡花 「海城発電」
...世界一のまぬけな人間のように思われて来るのだった...
海野十三 「一坪館」
...やあいまぬけのわにめ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...がらがらまぬけたいかづちがらがらトスカニニのゆくトスカニニのエロイカのゆくがらがら花を見蛇を見むすめを見見るものを見がらがら帽子を忘れステッキを忘れズボンを忘れがらがらひたぶるトスカニニのエロイカのゆく...
竹内浩三 「トスカニニのエロイカ」
...「チョッ、まぬけめ、そッちの眼じゃない、こッちの眼だ」トまた大声で叱ッて、仕替える間もあらせず、「アクーリナ」の持ッていた眼鏡をひッたくッてしまッた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...まぬけめが...
新美南吉 「花のき村と盗人たち」
...錠前をあけて、泉田筑後の女房と、召使の者十三人、ひとりのこらず逃げだしてしまいました」「いや、大まぬけな話だ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...間拔(まぬけ)に背(せ)のたかい大人(おとな)のやうな面(つら)をして居(ゐ)る團子屋(だんごや)の頓馬(とんま)が...
樋口一葉 「たけくらべ」
...あのまぬけな絵ときが出来なかったのは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...上流階級ではまぬけを装っています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「まぬけ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...やっぱり今の長屋の月番先生みたいなまぬけまぬけした姿の彼であることに変わりはなかった...
正岡容 「圓太郎馬車」
...まぬけだねえ取っ替えといで」客がそれでいいと云う...
山本周五郎 「青べか物語」
...まぬけで能なしで...
山本周五郎 「青べか物語」
...おれは自分のまぬけさかげんがお笑いぐさだって云ったまでなんで」そこまで聞いて栄二は立ちあがった...
山本周五郎 「さぶ」
...まぬけなやつだなと呟いた...
山本周五郎 「さぶ」
...まぬけめ!」しばらくして...
吉川英治 「八寒道中」
...このレミイの間抜野郎(まぬけやろう)が...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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