...落(おっこっ)てるんだてよ?」と太郎右衛門は間抜(まぬけ)な顔をして...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...あんたはまぬけよ! あたし...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...間抜(まぬけ)めい...
泉鏡花 「海城発電」
...そんな間抜(まぬけ)な事があるものかと...
薄田泣菫 「茶話」
...がらがらまぬけたいかづちがらがらトスカニニのゆくトスカニニのエロイカのゆくがらがら花を見蛇を見むすめを見見るものを見がらがら帽子を忘れステッキを忘れズボンを忘れがらがらひたぶるトスカニニのエロイカのゆく...
竹内浩三 「トスカニニのエロイカ」
...どこかまぬけのようで...
豊島与志雄 「椎の木」
...熱い情けだのなんてそんな間抜(まぬけ)なものは今時の人はみんな捨てちまはずにはゐられないのだわ...
長與善郎 「青銅の基督」
...それは部屋へ帰れずに迷児(まご)ついている今の自分に付着する間抜(まぬけ)さ加減(かげん)を他(ひと)に見せるのが厭(いや)だったからでもあるが...
夏目漱石 「明暗」
...錠前をあけて、泉田筑後の女房と、召使の者十三人、ひとりのこらず逃げだしてしまいました」「いや、大まぬけな話だ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...あのまぬけな絵ときが出来なかったのは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...上流階級ではまぬけを装っています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「まぬけ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そんなまぬけな講釈があるかい...
正岡容 「寄席」
...まぬけな手入れがあったもんだ」そのとき船室の中で「きー」というするどい悲鳴が起こり...
山本周五郎 「青べか物語」
...まぬけだねえ取っ替えといで」客がそれでいいと云う...
山本周五郎 「青べか物語」
...てめえがまぬけだから人に取られるんだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...まぬけなやつだなと呟いた...
山本周五郎 「さぶ」
...おれたちのしまぬけはやっぱりうまくいったんだ」「うまくいかなかったとでも思ってたのか」吉の字と呼ばれた男が云った...
山本周五郎 「ひとでなし」
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