...間抜(まぬけ)めい...
泉鏡花 「海城発電」
...」「どこが まぬけです...
五十公野清一 「一休さん」
...またそれをまに受けて引越すやつのまぬけさかげんときては話にも何にもならない...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...まぬけな部下はほおをおさえて...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...やあいまぬけのわにめ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...トムの間抜(まぬけ)野郎め...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それは部屋へ帰れずに迷児(まご)ついている今の自分に付着する間抜(まぬけ)さ加減(かげん)を他(ひと)に見せるのが厭(いや)だったからでもあるが...
夏目漱石 「明暗」
...錠前をあけて、泉田筑後の女房と、召使の者十三人、ひとりのこらず逃げだしてしまいました」「いや、大まぬけな話だ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...間拔(まぬけ)に背(せ)のたかい大人(おとな)のやうな面(つら)をして居(ゐ)る團子屋(だんごや)の頓馬(とんま)が...
樋口一葉 「たけくらべ」
...こつちの云ふ意味をまぬけな...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ところがまぬけなときはこうもまぬけなことになるもんですかねえ...
正岡容 「初看板」
...まぬけで能なしで...
山本周五郎 「青べか物語」
...まぬけだねえ取っ替えといで」客がそれでいいと云う...
山本周五郎 「青べか物語」
...去定はその問いのまぬけさかげんに自分ではらを立てたのだろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...それは」おれはまぬけなことを云うぜ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...まぬけな駕籠舁(か)きで...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...まぬけな面(つら)をしているだろうな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まぬけめ!」しばらくして...
吉川英治 「八寒道中」
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