...これにはふだんまっ昼間(ぴるま)でも湯巻(ゆまき)一つになったまま...
芥川龍之介 「温泉だより」
...まっ昼間(ぴるま)空に大勢の子供の笑い声が致したとか...
芥川龍之介 「影」
...あくる日まっ昼間の波止場で『ゆうべの約束をどうしてくれる』とそでにとりついて泣かれ...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...「昨日(きのう)白根村でなあ、まっ昼間、十二三人の衆が揃いも揃って狐に化かされてなあ、その中には海軍さんまでも居なすったそうじゃが、こんこんさんもたちのわるいわるさをなさるものじゃ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...まっ昼間のことですが...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...その昔、ソクラテスがアテネの町の十字街頭に立って、まっ昼間、ランプをつけて、何かしきりに探(さが)しものをしていました...
高神覚昇 「般若心経講義」
...まっ昼間(ぴるま)...
高山毅 「福沢諭吉」
...もはやまっ昼間町中を大きな声を立てて歩くのが気恥ずかしくてできなくなるのか...
寺田寅彦 「物売りの声」
...まっ昼間から酔っ払ったりするのは...
豊島与志雄 「庶民生活」
...しかしまっ昼間でさえ人の歩く所ではなさそうなありさまだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最も遠い最も「利害関係のない」街区にもまっ昼間から閉ざされた門や窓や雨戸が見られた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まっ昼間も薄暗く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まっ昼間...
夏目漱石 「三四郎」
...今度はまっ昼間のような明るさ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まっ昼間出てくるもんですか...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...君らの痩せ腕でつかまるようなこって、まっ昼間、こんな危ないところへ、うかうか顔が出せると思うか...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...前の晩にしておくべきことをまっ昼間にやって見せたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「どうもおどろきますね」船頭は荒い息をつきながら、「お躯(からだ)はもう、すっかりおとなになっていらっしゃるのに、気持はおくてなんですかね、このまっ昼間の、見とおしで、平気ですっ裸におなんなさるなんて、あっしゃあ胆をつぶしましたぜ」「お育ちが違うから……」若者は、云いまぎらすように、にが笑いをした...
山本周五郎 「山彦乙女」
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