...まっしぐらに飛んでいく...
海野十三 「怪塔王」
...波のあらい海上を二隻の艦影がまっしぐらに走っている...
海野十三 「太平洋魔城」
...深夜の有料道路(ペイ・ロード)を箱根峠めがけてまっしぐらに疾走しはじめた...
大阪圭吉 「白妖」
...まっしぐらに進むのだ! 前へ! おくれるな...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...その馬車は幾つもの街をまっしぐらに駈け抜け...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...不可能に向かってまっしぐらに突進していった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まっしぐらに走り出すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...まっしぐらに宮の七里の渡し場めがけて走っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて、三足、四足と、急速に踵(くびす)を返すと、まっしぐらに、身をねじ向けた娘、そのまま真一文字に、もと来た道へ馳(は)せ下ってしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...まっしぐらに走り入ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...山道をかけくだる猪(いのしし)のような一本調子で『ヘルキュレス』めがけてまっしぐらに飛び込んで来たが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それから都の大通りを驀然(まっしぐら)に南に走りますと...
夢野久作 「白髪小僧」
...夏侯惇これにあり、首をおいてゆけ」「何をっ」趙雲は、まっしぐらに、鎗を舞わしてかかってくる...
吉川英治 「三国志」
...星降る野をまっしぐらに進軍して行った...
吉川英治 「三国志」
...針を吹ッかけられるような寒風なのに、万吉は、あぶら汗をタラタラ流して、紅梅河岸から上(のぼ)り道(みち)、突きあたる奴を突きとばして、まっしぐらに、駿河台へ駈け上がった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まっしぐらに走る追手の船! 指してゆく沖の一線に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まっしぐらに駈け出していた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...まっしぐらに進んで行く...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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