...まっしぐらに三十一番街へ駈け出した...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...まっしぐらに進んで行く...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ただまっしぐらの冒険旅行...
太宰治 「喝采」
...まっしぐらにいそぐ...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...そうして即座に方向舵(ほうこうだ)をあやつってねらいたがわずまっしぐらにそのほうへ飛来するのである...
寺田寅彦 「試験管」
...しかしこの鳥が高空から地上のねずみの死骸(しがい)などを発見してまっしぐらに飛びおりるというのは事実らしい...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...この邸の裏門から驀然(まっしぐら)に走り出だした宇治山田の米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬に乗ってまっしぐらに走らせたそれが...
中里介山 「大菩薩峠」
...まっしぐらに逃げ出したのも道理...
中里介山 「大菩薩峠」
...まっしぐらに岩から岩を飛んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...驀地(まっしぐら)に横山町の上州屋へ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...法印(ほういん)か――」「しめたッ」平次は新しい光明に臨んで驀地(まっしぐら)に飛出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...船に向かってまっしぐらに進んでいた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...この悪党は前に言ったように町の人たちのまん中へまっしぐらに跳びこみ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...やたらにすべる道をまっしぐらにわたしたちは進んで行った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まっしぐらに吹きつけて来ては...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...押えようとすると大工道具を投棄てるが早いか驀地(まっしぐら)に構内へ逃込んだ...
夢野久作 「二重心臓」
...ふたりを乗せた大鷲(おおわし)の影はまっしぐらに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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