...入り組んだ梢(こずえ)を通す斑(まだら)の光線が...
梅崎春生 「桜島」
...「もう死んだんですか」「まだらしい」と天願氏が陰欝な調子で言った...
梅崎春生 「風宴」
...まだらしいのよドン・モラガス...
谷譲次 「踊る地平線」
...その黒と白との斑(まだら)な胴體が鮮(あざや)かな目のさめるやうな印象を與へる...
田畑修一郎 「南方」
...首のまわりのあの美しい黒い輪も所まだらにはげちょろけているのであった...
寺田寅彦 「あひると猿」
...釉薬の自然な斑模様(まだらもよう)...
寺田寅彦 「柿の種」
...焼け跡の耕作地をまだらまだらに被っている淡雪を見ながら...
豊島与志雄 「道標」
...原の四方を鹿(か)の子(こ)まだらに埋めるほどになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...胸(むね)から脚部(きやくぶ)へ斑(まだら)に雪(ゆき)を浴(あ)びて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...ところ斑(まだら)の禿頭(はげあたま)と化けちまったんで...
夏目漱石 「坑夫」
...顏から胸へ斑(まだら)になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斑(まだら)組の六人男というのをお前は知ってるだろう」「知ってますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それが決してまだら模様でないことを力説してから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あくまたちは赤斑(あかまだら)なるべく...
南方熊楠 「十二支考」
...また蝮蛇錦文とあるに因って蝮蛇を錦まだらという...
南方熊楠 「十二支考」
...石灰粉の斑(まだら)にこびりついたまま...
山本周五郎 「青べか物語」
...未(ま)だ土の上には斑(まだら)に日影が残つて居て午後六時頃かと自分は一人で思はれるのであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...血痕でもついたのがそのまま斑(まだら)に錆(さ)びたかのような十手と...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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