...彼は未嘗(いまだかつて)...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...まだしばらくまがありそうだ...
伊藤左千夫 「箸」
...まだ小学生の弟の壮二(そうじ)君も...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...有野の馬大尽(うまだいじん)の雇人の幸内であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時彼はまだ乳離(ちばな)れのしたばかりの小供であった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...そこがまだ私(わたし)に解らないと思ったら...
夏目漱石 「明暗」
...これでもまだバッハを褒(ほ)め尽したとは言い難い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...格子越しにまだ寢起きの惡さうな顏を出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ寒い風の吹く三月初めの頃十一二歳の少年が入院した...
北條民雄 「続癩院記録」
...まだ夢の続きを見ているのかしら……と思いながら...
堀辰雄 「聖家族」
...「まだ寢てゐるところに氣ちがひ女がやつて來やあがつたもんだから...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...この外にまだ今の世には言語同断な悪弊がある...
村井弦斎 「食道楽」
...風が強いのでまだ帰らなかつたのださうです...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...それだけではまだ説明にならぬ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...昌幸父子が沼田へ来る理由はまだわからない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...まだお杉が幼い日のころ...
横光利一 「上海」
...これやフランスもまだまだ大丈夫だな...
横光利一 「旅愁」
...蜀都を守るには余りにまだお力がない...
吉川英治 「三国志」
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