...二人はまだ時間を忘れ...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...そしてまだじっとしていますと...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...……手も袖もまだ見ない...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...部屋にかへつてもまだ主人の身代りにならうとしてゐるのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...まだ伯爵の手許(てもと)に匿(かく)してあるだろうから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...あいにく夫はまだ帰って来てませんし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...まだ知らない行先の土地のことをよく知っている――これが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは私たちがまだ中学にいる時の事でした...
夏目漱石 「こころ」
...ダンスはまだつづいている...
久生十蘭 「だいこん」
...まだ筒井は気のせいか庭戸から離れようとしなかった...
室生犀星 「津の国人」
...この名稱は他の地方ではまだ聽かない...
柳田國男 「食料名彙」
...実はこの日は他にまだすることが幾らでもあった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かれは、まだ吠えた...
吉川英治 「大岡越前」
...帰ってよい」まだ不忍池(しのばずいけ)の蓮見には少し早いが...
吉川英治 「大岡越前」
...ぼくは戰後的な夫婦解釋についてまだ多分な疑問を抱いてをります...
吉川英治 「折々の記」
...まだ、ひきうけたと、義貞がちかってくれたわけではなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...「甲州はまだ強国だ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ね」「まだある」喜村は...
蘭郁二郎 「睡魔」
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