...エンジンらしいものの廻転が、また一段と、早くなったようである...
海野十三 「火星兵団」
...また一段と赤くなって来た...
海野十三 「地軸作戦」
...私の境遇はまた一段と形が変って来るわけであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何だかまた一段と凄くなつて来た...
太宰治 「お伽草紙」
...また一段とよいのだ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...また一段と壮快だ...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...また一段と肩身の広いことを感ずる...
中里介山 「大菩薩峠」
...また浪漫自然二文学の関係もまた一段と判然(はっきり)するだろうと思います...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...その死骸はまた一段と不気味ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それからまた一段と奥まった部屋へ連れて行った...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...事件はまた一段と飛躍を遂げることになった...
久生十蘭 「魔都」
...ほんとに」いいながらもさらにまた一段とその決意を深めていくような様子だった...
正岡容 「小説 圓朝」
...一段また一段と落ちて来て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...また一段と深まるであろう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...スフは買木綿(かいもめん)と比べてまた一段と持ちが悪いかよいか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...また一段と悠長なものになって来たので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それがまた一段と下手になっていたらしいのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
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