...今日はまた一段と暑いようじゃ...
芥川龍之介 「竜」
...そしてまた一段とくわツとなつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こちらは札幌を出た時よりもまた一段と見じめな状態ではないか? どちらからか金さへ來れば...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...エンジンらしいものの廻転が、また一段と、早くなったようである...
海野十三 「火星兵団」
...また一段と赤くなって来た...
海野十三 「地軸作戦」
...そしてまた一段と頼もしいことに...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...しかしこれはまた一段と...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...羽子板(はごいた)の押絵(おしえ)のようにまた一段と際立(きわだ)って浮び出す...
永井荷風 「すみだ川」
...また一段と旨(うま)いし...
中里介山 「大菩薩峠」
...また一段と肩身の広いことを感ずる...
中里介山 「大菩薩峠」
...また一段と豪勢を極めます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日はまた一段と趣向を凝らしたとみえ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これはまた一段と罪が無かろう...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...一段また一段と落ちて来て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...また一段と究め難くなったのである...
柳田国男 「海上の道」
...また一段と尋ねにくくなったのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...また一段と微妙のものになっているのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...女は一段と神に近くまた一段と祖先の霊に親しいものと認められていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
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