...まず最初の感じから云うと...
芥川龍之介 「上海游記」
...まず最初の家で売った卵の数は...
海野十三 「新学期行進曲」
...まず最初われら人間と同形をした耐圧外被をかぶってやってくるであろう...
海野十三 「地球を狙う者」
...まず最初に反響のあったのは舟津川で連合青年会が組織された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さてまず最初の「眼には青葉山ほととぎす初鰹」という句でありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...僕の知っているかぎりでは何よりもまず最初に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...まず最初に取り上げられるものはマキャヴェリの思想...
戸坂潤 「読書法」
...C・I・Eは昭和二十一年の三月にまず最初の行動に移ったのであった...
中井正一 「図書館法楽屋話」
...まず最初に茶袋が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どうれ」と、隠形(おんぎょう)の印も結びもすっかり崩して、まず最初から、飲みたくて堪らなかった水を飲もうとして、井戸の方へそろそろと歩んで行くと、その井戸側から、人が一人、ひょろひょろと這(は)い出して来たには、驚かないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...傷もまず最初の一日に一定割合だけ治り...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...まず最初に自分の手の届く所からだんだんに食い込んで行こうというんだ...
夏目漱石 「明暗」
...医師はまず最初に彼女を注意深く検査し...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...まず最初に、私服の紳士は竹のステッキを動かし始め、低くではあるが、はめこみの床をたたいている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ほんとうの地面を両脚はまず最初に探しているのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...第三節 なぜ原因は常に必然的なのかまず最初に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...これでまず最初の大物が片づいた...
松濤明 「春の遠山入り」
...まず最初の折檻が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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