...そのままずるずると滑りおちて腕をすりむいたり...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そのままずるずると相手をひきずって...
海野十三 「火星兵団」
...そして彼の身体はそのままずるずると椅子からずり落ちて...
海野十三 「四次元漂流」
...そのままずるずると話がそれる恐れがあるからこれなり省略して...
高見順 「いやな感じ」
...そのままずるずると僕たちのおかしなつきあいがはじまったのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...ミルクホールが失敗して閉鎖になってもそのままずるずると私のところに居ついてしまいまして...
太宰治 「男女同権」
...それをそのままずるずるべったりに妻に持ったら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...このままずるずるとこの空虚で役にも立たない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...そのままずるずると身体をずらして...
豊島与志雄 「変る」
...そのままずるずると腰をすべらして...
豊島与志雄 「立枯れ」
...引止められるままずるずると居据って...
豊島与志雄 「人の国」
...カアルソンは手袋をはめた兩手で梯子の兩脇を掴んだままずる/″\と滑り落ちて地面へぐしやつと潰れたやうになつてしまつた...
南部修太郎 「死の接吻」
...おれがそのままずるずると女のあとにしたがったのはいうまでもない...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...そのままずるずるとそこへ崩れおち...
久生十蘭 「ハムレット」
...そのままずるずると塀に凭(もた)れたまま横に倒れた...
山本周五郎 「花も刀も」
...二人は腰を氷に附けたままずるずる辷り降りた...
横光利一 「旅愁」
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