...それに向って両手の指を胸の処で組み合せてまじないでもするようにしていた...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...災難を避けるために沢山の禁呪(まじない)をしなければならなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...柱にはった白紙で包んだ禁厭(まじない)の札(ふだ)が眼についた...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...これからの道中の何かのまじないにはなるだろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...結局これはあの石鹸のかけらをパン切れにこすりつけるおまじないに...
中谷宇吉郎 「サラダの謎」
...何かの禁呪(まじない)になるでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「昼行灯はなんの禁呪(まじない)と解ったんだ」平次も少しばかり真面目になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...必ず祈祷「まじない」などで怨霊(おんりょう)退散という結末であろうのに...
穂積陳重 「法窓夜話」
...まじないの専門家です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...きみのまじないなど恥ずかしくなる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...方士(ブット)を招き禁厭(まじない)してこれを救うそうだ(スキートおよびプラグデンの書...
南方熊楠 「十二支考」
...これは兎害を厭勝(まじない)のため兎を射る真似をしたのだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...左の肩の上を右の手で二つ三つパタパタとやるというおまじないがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山の上の聖人の所へ源氏の中将が瘧病(わらわやみ)のまじないにおいでになったという話を私は今はじめて聞いたのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...禁厭(まじない)をして飲ませなくては気が済まないのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...農作成功のまじないとする風(ふう)があって...
柳田国男 「こども風土記」
...打つまじないもあったというが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...上州伊香保の木樵で下駄灸というまじないをしていた親爺が...
柳田国男 「雪国の春」
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