...まごまごするとファッショの手助けをすることになりゃしないか」「逆にこっちで利用するんだ」「錦旗革命を黒旗革命にもってこうと言うのか」それにはまだ自分たちの力が弱いなと丸万は顔をしかめて...
高見順 「いやな感じ」
...脚を(も)がれた昆虫が草の中をまごまごするように...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...よろめいている商人に「まごまごするねえっ」「済みません」口早に...
直木三十五 「南国太平記」
...ここでちょっとまごまごするんです...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...それでちょうど好い機会だと思って出て来たような訳なんですがね」腹に支度の整わない津田の頭はただまごまごするだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...まごまごするな邪魔になる坐つて見て居れと云ひますから私はヘイと云つて龍馬の側へ蹲(しやが)んで見て居りました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...どうも不意に驚かされたやうでまごまごするわな...
樋口一葉 「十三夜」
...まごまごすると、ここで一人残らず殺されてしまわなければならない...
久生十蘭 「地底獣国」
...まごまごするとひっ捉(つか)まえてお堀の中へ叩き込むぞ」「無礼者...
山本周五郎 「似而非物語」
...まごまごするとただじゃ済まねえぞ...
山本周五郎 「季節のない街」
...まごまごするな」袱紗をあけさせると...
山本周五郎 「七日七夜」
...田舎者などは袂(たもと)を押えられてまごまごする...
山本笑月 「明治世相百話」
...まごまごすると烈火のように爆発するなぞいう難物があります...
夢野久作 「鼻の表現」
...まごまごすることなんか...
横光利一 「欧洲紀行」
...まごまごすると、おのれも鴉(からす)の餌食(えじき)だぞ」「なにを、こいつら...
吉川英治 「江戸三国志」
...都会人の遊楽地気分の中にまごまごする...
吉川英治 「随筆 新平家」
...忙しい時まごまごするのは...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...まごまごするとその夜の泊りも許されまじい有様となった...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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