...まことに不思議な文章です...
石川三四郎 「浪」
...私のような病人はまことに難渋いたします...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...まことに恐れ入りますけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...われまことになんじらに告ぐ...
永井隆 「この子を残して」
...まことに相済みません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが世界はまことに廣大なもので...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...やっぱりどうかしてくれと云うんでしょう」「まことに御気の毒さまで……」「いえ...
夏目漱石 「野分」
...」「まことに申しわけありませんだ...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...見たところまことに地味な男で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まことに二た目とは見られない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...褒美付の寶搜しなんか」平次はまことに劍もほろゝです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さてまことに神道興隆を謀られなんには...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...もうこれから皆様の御繁昌を御楽しみ遊すだけでございますもの」「まことにねえ」子爵夫人は掌の上でだんだん冷える珈琲を飲もうともせず溜息をついた...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...まことにみごとにできていて...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「忠義者のヨハネス」
...まことに道理(もっとも)千万と思いまして...
夢野久作 「爆弾太平記」
...まことに恍惚とする黄緑色の地の起伏のゆるやかな美しさ...
横光利一 「欧洲紀行」
...全土の人士を振わすべきではありませんか」「まことに...
吉川英治 「三国志」
...まことによく燃える木であることに気づいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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