...真(まこと)らしいことである...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...まことにこの京都の御所に対し奉る御赤心と...
太宰治 「右大臣実朝」
...御招待まことにありがたく云々と色気たっぷりの返事を書いて...
太宰治 「水仙」
...十月十三日まことに秋晴...
種田山頭火 「其中日記」
...まことによい酒よい話であつた...
種田山頭火 「其中日記」
...まことに予定調和と云わねばならぬ...
戸坂潤 「社会時評」
...差出(さしで)がましくも折入ってのお願いでござりまする」この女の言うことがまことならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...われに帰りたるランスロットはまことのわれに帰りたるにあらず...
夏目漱石 「薤露行」
...「まこととは思い詰めたる心の影を...
夏目漱石 「幻影の盾」
...まこと鬼氣を帶びた怨(うらみ)の數々が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――尤も人を助けるといふのは、まことに、良い心持のもので」「大きいな、さうしてゐるところは大した貫祿(くわんろく)だよ」「ところが、叔母さんと來た日にや、あつしの人助けを、お節介(せつかい)の物要(ものい)りの、無分別の大馬鹿野郎だといふんですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして彼らが顔をあげるまでのまことに短かい瞬間であった...
本庄陸男 「石狩川」
...まことにつらい日を送っていました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...私共は胸に多くの希望があるがために死ぬのはまことにつらい...
宮本百合子 「悲しめる心」
...以前さういふところに通つてゐた私をまことにかなしく莫迦野郎だと思つた...
室生犀星 「巷の子」
...まことに根のない剪(き)り花(ばな)のそれにひとしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...特に親鸞研究に没頭する準備もなく社命ぜひなく社の文庫や図書館通いをあてに始めたのですからまことに盲(めくら)ヘビにおじざるものです...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...そのたびに、北条新蔵は、灯を剪(き)りに来て、ここの話を耳に挟み、「まことに、よいお話で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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