...まことに豐饒な社會運動の温床であつたと言へるのでありませう...
石川三四郎 「浪」
...あえて私はそれを頼むのだ」「まことに失礼とは思いますが...
海野十三 「太平洋魔城」
...それはおもしろいというので、諭吉(ゆきち)は医者(いしゃ)しぼうではないからいきませんでしたが、塾(じゅく)から七、八人(にん)がそろってでかけていって、かいぼうにとりかかり、これがしんぞうで、これが肺(はい)、これがかんぞうだ、とせつめいしてやると、「まことに、ありがとうございました...
高山毅 「福沢諭吉」
...誠(まこと)に汝(なんじ)らに告(つ)ぐ...
太宰治 「斜陽」
...まことに容易ならぬ苦労であって...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...われに帰りたるランスロットはまことのわれに帰りたるにあらず...
夏目漱石 「薤露行」
...まことに不得手だったのです...
野村胡堂 「十字架観音」
...まことに素晴らしいファンタジーである...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...まことに物のわかつた主人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寔(まこと)に結構なもので...
正岡容 「下谷練塀小路」
...申し訳ござんせんまことに」もう花もほころびようぽかぽかとした午前...
正岡容 「小説 圓朝」
...八重桜が咲きつづいているのを眺めたりすると、まことに重くて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「一點鐘」
...まことこの問題が次に来る日本人にとって...
柳田國男 「地名の研究」
...まことに根のない剪(き)り花(ばな)のそれにひとしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...まことに、会津的なと思える素朴さと共に、会津人かたぎの一徹みたいなものが根づよく潜んでいる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...取次に出た、長岡家の家士は、彼のことばを受けながらも、この人がさては武蔵であるのかと、額(ひたい)ごしに、まじまじ見ていたが、「まことに、行届いたご挨拶...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人性の根本を「物はかなくめゝしき実(まこと)の情(こころ)」に置いた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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