...あにを熱愛していたぼくは、マルキシズムの理論的影響失せなかったぼくは、直に共鳴して、鎌倉の別荘を売ったぼくの学費を盗みだして兄に渡し、自分も学内にR・Sを作りました...
太宰治 「虚構の春」
...そして共鳴してゐるのであつて...
田山録弥 「心の絵」
...或は世界的思潮に共鳴してか...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...アムンセンの探検事業に深く共鳴して...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...東京へ飛び出しても島田三郎等の説に共鳴して星を憎んだものだが...
中里介山 「生前身後の事」
...南条力の主義や主張に共鳴して...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井の迷惑と共鳴して...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲種―胆吹王国の主義理想に共鳴して...
中里介山 「大菩薩峠」
...出版者が実際は社会主義に共鳴していても...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...親達の方が手っとり早く共鳴してしまったわけなんで...
森本薫 「華々しき一族」
...至って容易に共鳴して援助を約してくれた...
柳田国男 「予が出版事業」
...チャーミアンはもともとジャックのその様な面に共鳴していたのだから...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...これに英国人一流の保守気質が共鳴して...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「自分の不良性」が「東京の不良性」と共鳴して...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...その美的律動に共鳴して演者の美的主観と自分の主観とを冥合させ...
夢野久作 「能とは何か」
...相手は皆一人一人に本当だと思って傾聴し感激し共鳴しているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...その点で共鳴している林佐渡が...
吉川英治 「新書太閤記」
...すると、岩室重休が、「さすがは!」と、共鳴して、「さしつかえもおざるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
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