...なまぐさぼうずなら いたしかた ありません...
五十公野清一 「一休さん」
...「すると おまえも なまぐさぼうずかな...
五十公野清一 「一休さん」
...まぐさは夏の暑い盛りでも...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...此故(このゆゑ)に腥(なまぐさ)き血(ち)の臭(にほひ)失(う)せて白粉(おしろい)の香(かをり)鼻(はな)を突(つ)く太平(たいへい)の御代(みよ)にては小説家(せうせつか)即ち文学者(ぶんがくしや)の数(かず)次第々々(しだい/\)に増加(ぞうか)し...
三文字屋金平 「為文学者経」
...血腥(ちなまぐさ)い...
江戸川乱歩 「悪霊」
...人々は血腥(ちなまぐさ)い光景を想像して...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...血なまぐさい探偵事件に手を染めないであろうことを...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...とくにこのわが最後の罪、この大なる、血なまぐさき、かつ慟哭に満ち、毒性を持つ罪を許し給え...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...彼の馬に秣(まぐさ)をやり馬装をととのえた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...腥(なまぐさ)い悪臭が三里五里の先まで匂って人の鼻を衝(つ)き...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...お産の時のあの甘酸ッぱいような血腥(ちなまぐさ)いような臭気(におい)が...
徳田秋声 「黴」
...久しく血腥(ちなまぐさ)い邪宗徒の仕置が絶えているのだから――」笹野新三郎の顔は暗く翳(かげ)るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まづしき展望まづしき田舍に行きしがかわける馬秣(まぐさ)を積みたり雜草の道に生えて道に蠅のむらがりくるしき埃のにほひを感ず...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...あれを奪ったかを……」徹男さんのような気がした徹男さんの匂いがしたなまぐさい匂いの中で私の乳と腹と腰が先生の胸と腹と腰にピッタリと押しつけられてジットリと冷たい汗のようなものを流し最初の男を感じていた見も聞きもせぬ無感覚の中ではじめて...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...男ども苅置(かりお)きたる秣(まぐさ)を出すとて三ツ歯の鍬(くわ)にて掻(か)きまわせしに...
柳田国男 「遠野物語」
...藁堆(こうたい)や馬草(まぐさ)の中で思うままに寝る...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...血なまぐさい戦場からさまようてきた落武者かなんぞであろう...
吉川英治 「三国志」
...しかし血なまぐさい事件は起らなかったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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