...側なる一團の芻秣(まぐさ)を噛めるあり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...牝牛は無事に其処の秣架(まぐさだな)に居る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...大合戦のあとの血なまぐさい戦場が...
海野十三 「火星兵団」
...叩殺(たゝきころ)してやるといふ血腥(ちなまぐさ)い鼻息(はないき)※已(や)むを得(え)ず...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...里人は私のなまぐさ坊主たる事を看破致し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ジリジリと皮膚の焦げる何とも言えぬ異様な腥(なまぐさ)さがプウンと鼻を衝(つ)いて...
橘外男 「生不動」
...血醒(ちなまぐさ)い行為がくり返えされないではいないことが分かっていたから...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...かおり高い秣(まぐさ)であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは『なまぐさ』があるか否かを検(しら)べるので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...濟まねえが馬糧(まぐさ)の中を探さしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如何(いか)に血腥(ちなまぐさ)い若武者が何と云(い)おうとも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...暴力の血なまぐさい高笑いを描いた作品であった...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...つまり生命というやつのもつ不幸やそのなまぐささを...
山川方夫 「恐怖の正体」
...馬つなぎではバリバリとまぐさを噛みあう音がすさまじい...
吉川英治 「私本太平記」
...まず荘門からぶッ潰(つぶ)せ」「馬糧(まぐさ)を撒(ま)いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...血なまぐさい世は...
吉川英治 「源頼朝」
...血なまぐさい中に跳梁(ちょうりょう)した野盗の頭目であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかし血なまぐさい事件は起らなかったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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