...これ自然の籬(まがき)なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...これ、今、金色(こんじき)の精氣の中(なか)、花に、籬(まがき)に、園生(そのふ)の上(うへ)に飛びかひて、夜(よる)は輝き、晝は隱るる久遠(くをん)の天の運行に、往きつ、離(さか)りつ、はた戻りつ、とこしへに囘轉す、母なる星のめぐりを...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...大和(やまと)の玉垣(たまがき)の宮にお移りになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
......
武田祐吉 「古事記」
...籬(まがき)のほとりに微笑(ほほえ)んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どこかの籬(まがき)からでも切り取ってきたような杖らしいものをついていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...籬(まがき)で囲まれ井戸のついてる一つの庭を得たのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...籬(まがき)の菊の枯れ枯れに...
中里介山 「大菩薩峠」
...用人玉垣三郎兵衛(たまがきさぶろうべえ)に伴われて神田の平次を訪ねて来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大籬(おほまがき)のお職の積夜具でもなければ見られない豪勢さですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...のどかな村落の籬(まがき)の中では...
萩原朔太郎 「宿命」
...優(ゆう)にうづ高(たか)き大籬(おほまがき)の樓上(ろうじやう)まで...
樋口一葉 「たけくらべ」
...何となく「大籬(おおまがき)」というゆったりとしたものが感じられる...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...三浦まがきの筋向ひ...
南方熊楠 「女順禮」
...涙のみきりふさがれる山里は籬(まがき)に鹿(しか)ぞもろ声に鳴くという返事を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...籬(まがき)に菊模様...
柳宗悦 「工藝の道」
...模様は「山水」のほか「四君子(しくんし)」とか「籬(まがき)に牡丹(ぼたん)」とか...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...夕顔の花のまばらに白い籬(まがき)の外の暗がりで...
吉川英治 「新書太閤記」
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