...おしょうさまが ぽっくり なくなりました...
五十公野清一 「一休さん」
...ぽっくり嵌(は)めこみになっているのではあるまいか...
海野十三 「什器破壊業事件」
...眼鏡屋の主人がぽっくり死んでしまった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ぽっくりと死んでしまった...
田中貢太郎 「亀の子を握ったまま」
...ぽっくり往生した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...八月末から腸チブスにかかってぽっくり逝ってしまったのだった...
豊島与志雄 「道連」
...いつぽっくり行かないものでもない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぽっくり折れ曲って青い枝を手洗鉢(てあらいばち)に突込んでいた楓(かえで)の生々しい姿は...
原民喜 「永遠のみどり」
...ぽっくりいっちまったらしいんでございます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ぽっくりいった愛人と見合いをするとき...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ぽっくり死んでしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...高い木履(ぽっくり)を好いて穿(は)いていた...
二葉亭四迷 「平凡」
...四つ五つの子が隣の伯母さんに見せんとていと嬉しがる木履(ぽっくり)の鼻緒...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...今も鮮やかにぽっくり珠の落ちた後の台の形を目に泛べることが出来た...
宮本百合子 「毛の指環」
...ぽっくり死んだんですから...
山本周五郎 「花も刀も」
...お嬢さんは朱塗りのぽっくりで振袖によく調和した...
山本笑月 「明治世相百話」
...白い鼻緒(はなお)で畳附のぽっくりみたいな男下駄が揃えてあると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ぽっくり亡くなったもんで」と細君...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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