...窓はぽっかりと大きな口をあけ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...涙に美しくぬれて夕月のようにぽっかりとならんでいた...
有島武郎 「或る女」
...ぽっかりと窓があいた...
海野十三 「火星探険」
...そのあとにぽっかりと四角い穴が開いた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...ぽっかりと机が飛びだしてくることも...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...ただ、さしわたし一メートルほどのまるい穴が、ぽっかりと、ひらいているだけなのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...ぽっかりと眼を開いたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...ぽっかりと白い花畑があって...
高見順 「いやな感じ」
...黄色い福寿草のつぼみがぽっかりと出ているのを見たときは...
高見順 「いやな感じ」
...雪の表面にぽっかりと穴があいている...
高見順 「いやな感じ」
...ぽっかりと大きな穴が...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...下方の空間に、ぽっかりと、あの少女の顔が浮き出していたのである...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...ぽっかりと口をあけているのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ぽっかりと東の空にうかんで...
槇本楠郎 「月夜のかくれんぼ」
...はるかかなたに摺鉢を伏せたような富士がぽっかりと浮かんでいる...
松濤明 「春の遠山入り」
...そこだけぽっかりと音のない世界が穴をあけたように...
山川方夫 「その一年」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...この窖は崩壊した石造建築からなる約六メートル程の小丘の頂上にぽっかりと口を開けているようで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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