...ややしばらくのぼる中(うち)に...
芥川龍之介 「蜘蛛の糸」
...雲よりもたかい山にのぼることもできました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...牛の乳をしぼるではなし食事の支度の切れをかけたりナイフを並べることもしませんショオンお母さん...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...どこへ行つたか分らなくなつたことなども話にのぼる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...つひに曉(さと)らで傷つける幼き年の滅びゆく吐息を洩(もら)し夢の緒(を)に貫(ぬ)きたる冷(ひや)き寶玉(はうぎよく)の散りこぼるゝを思ふらむ...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「エロディヤッド」
...五つめのはしごをのぼると...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...むさぼるやうに食べました...
アルフオンズ・ドーデー Alphonse Daudet 鈴木三重吉訳 「村の学校(実話)」
...ほとんど絶えてしまふのは何故であらうか? 通詞としては「下田談判」以來の小通詞過人から生涯のぼることのなかつたのは何故だらうか? といふ疑問にも答へ得るものとはなつてゐないことである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...愛嬌(あいけう)がこぼるゝばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は煙のたちのぼる煙管(パイプ)を...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...けれどもみんなは山にのぼるとがっかりしてしまいました...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...多分役員改選が議題にのぼるでしょう今まで発企人のいすわり常任幹事でしたが幹事全体と地区の代表のような人でセンコウ委員を選んで そこからのスイセンコーホを...
宮本百合子 「往復帖」
...例えば子供が一つ木にのぼると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(オウィディウス)(b)中にはきわめてちっぽけで平凡で(まったくその数は三万六千の多数にのぼる)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...京へのぼるなら徳大寺家へたよりをつけてとらせる」「実はそれをお願い申したかったのでございます」徳大寺大納言家は高松と姻親のかかわりにあり...
山本周五郎 「新潮記」
...より以上莫大な数字にのぼる軍費を遣(つか)っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...銀母屋(ぎんほや)の蚊遣(かや)り炉(ろ)からのぼるその燻煙(くんえん)がその姿を巻いている...
吉川英治 「新書太閤記」
...よく洛内(らくない)の侍たちの間で噂にのぼる宮本武蔵なる新進の剣士が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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