...ふらふらと漕ぎのぼると...
泉鏡花 「悪獣篇」
...のぼることができなかったからです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...空にかけのぼるのは銀とひわ色のまざつた色...
大手拓次 「藍色の蟇」
......
種田山頭火 「旅日記」
...むさぼるように瞳を凝らし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...さすがにかあっと顔に血がのぼるのを感じた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...絶えず表現主体の意識にのぼる事実であるにも拘はらず...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...崖にのぼる道が少しく先方にありまして...
豊島与志雄 「崖下の池」
...はじめはむさぼるように...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...クリストフは古い書物から立ちのぼる苛辣(からつ)な息吹(いぶ)きに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...油ぎった水面に河底から立ちのぼる気泡(きほう)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...このくすぼる間の一年が一番大切な耐えるべき時で...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...富士川をのぼる舟は追風(おいて)を孕(はら)んだ時はかえって...
中里介山 「大菩薩峠」
...大抵三十度より上にのぼることはなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...長いあいだ人の口にものぼるだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...石段をのぼるにも玄関をあがつても細君が食膳の上を整える間も樽野はしやべり続けてゐた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...三十日(みそか)の闇(やみ)と千年(ちとせ)の杉とそれを吹く夜風とを合せて十七字の鋳形(いがた)にこぼるるほど入れて...
正岡子規 「古池の句の弁」
...足を板わくに置いてのぼることは...
室生犀星 「花桐」
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