...あちこちの町にも出没(しゅつぼつ)するようになったのである...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...歿後(ぼつご)遺文を整理して偶然初度の原稿を検するに及んで...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...ぼつぼつ起きてきた...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...また先刻の討論を聴いても甚だ鋭気勃々(ぼつぼつ)たる有様を見て...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...あそび倦(うめ)ば斯(かう)作りたるを打こぼつをもあそびとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...当人としても中途からでは何をしても成功覚束(おぼつか)ないと相場がきまっているが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...動いたらしく顏から胸にかけての輪廓がぼつとしてゐた...
太宰治 「思ひ出」
...バスは山路をのぼつて北に進む...
太宰治 「津軽」
...そのときどうしたかおぼつかんのですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...木にのぼつてる猫を...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...甲府住居(ずまい)も覚束(おぼつか)なくなっていたところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...われわれの訓戒が功を奏(そう)することはおぼつかなく思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...祖父の話が皆なの口に盛んにのぼつてゐた時...
牧野信一 「地球儀」
...他所の小家々々から立ちのぼつてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...この頃劇や小説にもぼつ/\取上げられて來たが...
吉川英治 「折々の記」
...ぼつぼつ出かけようじゃないか...
吉川英治 「銀河まつり」
...とても救いは覚束(おぼつか)なかろうと申しまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...褒美はおろか一命もおぼつかないぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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