...ぼっとした海の中で...
泉鏡花 「海異記」
...ひとがぼっとしているときには...
太宰治 「座興に非ず」
...しばらくぼっとなったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...ぼっとなったヴォローヂャと友だちのチェチェヴィーツィンは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...煙草の先がぼっと燃えたが...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...ぼっと人影が現われました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...その頬にぼっと赤味のさしてることがあった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...のぼっとるのは、お前じゃないか」新之助は、冗談めかして、そういったが、ふっと、眼を伏せ、軽く唇を噛んだ...
火野葦平 「花と龍」
...ぼっとなっている...
水野葉舟 「帰途」
...少しぼっと気が遠くなったような心持ちがして...
水野葉舟 「遠野へ」
...私はただ雪でぼっと白らんでいながら...
水野葉舟 「遠野へ」
...ぼっとりと闇になってしまった...
水野葉舟 「遠野へ」
...又平は眼の前がぼっとなるように思った...
山本周五郎 「風流太平記」
...庭がぼっと暗く見えて来る中で...
横光利一 「旅愁」
...足もとのあたりからぼっと金色の光彩の打ちあがって来る中に...
横光利一 「旅愁」
...久慈はダンヒルの点火器の頭をぼっと燃やし...
横光利一 「旅愁」
...ぼっと夜明けのように明るいだけだった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ずぼっと田から抜けて跳び上がった...
吉川英治 「松のや露八」
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