...この緑のランプの火屋(ほや)を風に吹き折られる所だつた...
芥川龍之介 「新緑の庭」
...巨大な海鞘(ほや)が供され...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ランプの火屋(ほや)を研いてゐた...
石川啄木 「足跡」
...おほやうに折れて出て――毬栗坊主(いがぐりばうず)の一文學者の云ふことなど...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...次に大倭根子日子賦斗邇(おほやまとねこひこふとに)の命二柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...保養(ほやう)を專(せん)一と爲(せ)んければならんと...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...あまり執拗(ひつこ)うちやほやされたら叶(かな)わんやろうし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...執拗(しつこ)い程ちやほやするかと思えば...
谷崎潤一郎 「幇間」
...却つて西洋人の助をかりてそれを公(おほやけ)にするなんていふのは...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...メグは、たちまちみんなの目をひきつけ、この前の夜会のときと、まるでちがって、わかい紳士たちが、ちやほやして、いろいろ気にいるようなことを話しかけました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ほやのつまのいずし...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...ほやほや惚れた――とこういう風に」...
室生犀星 「幻影の都市」
...あるときはちやほやし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほやほやとでもいうような人に送る内容――...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...水いろの電気のほやのかがやきと...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...寄生樹(ほや)の摺(すり)よき弓...
吉川英治 「親鸞」
...ほやほやの御夫婦じゃあるまいし...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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