...これは上出来だ」「ほめるのは後にして...
海野十三 「地球発狂事件」
...自分らのすべてを非難して敵をほめるそれらフランス人らの驚くべき自由さであろうとは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...……おらが髪は誰でもほめるだ...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...船賃を無料(ただ)にしてもらったからほめるわけではない...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...一里行くのも珍(めず)らしいのに十里歩いたのはエライとほめる...
新渡戸稲造 「自警録」
...ほめるならば、その機智と勇断とを、ほめるべきであろう...
蜷川新 「天皇」
...「あれだけ書いていて、よくも深夜業なしに済まされるものだ」と、ほめるのだか、馬鹿にするのだか分らぬようなことをいう者があったが、私としては、別にむずかしいことではない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「大層たしなみの良いことだな」それを眺めて平次がほめると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その扱いかたの見事さに、うっかり見とれていると、「あの、何じゃね、話が先刻(さっき)飛んでしまったのじゃけど、妙な、不思議な女子(おなご)で――」と、指を湿らせる合間(あいま)に、水をほめる前に、先刻話しかけたつづきを、思出したようにいうのだった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...總じて同一の歌にて極めてほめる處と他の人の極めて誹(そし)る處とは同じ點に在る者に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...一葉はこれらの人のほめ言葉に「ほめることばしかないのか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あんまりほめるのを書いてもらうのも何となし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...対手をほめることで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...皆手本にすべきものだと私は信じております」と継母をほめると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なるほどこの心持をほめるものがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかにほめるべきものであっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うっかり彼らをほめることはできない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この像をほめる人があるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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