...ほぼクロクロ島の真上(まうえ)にあるのだ!「先任参謀(せんにんさんぼう)...
海野十三 「地球要塞」
...幹事並びに理事部長の任期何年という事を討究の末ほぼ決定しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...おまけに二つの折れ目の断面がほぼ同平面に近かった...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...政友会はほぼ半永久的に政権から見放されたように見える...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ほぼ、同じ矛盾、統制の良い名目とあまり良からぬ実質との行き違いは、通商統制にも現われる(通商審議会)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...従って十五六にして「粗々(ほぼ)技能有(ぎのうあり)」と伝えられている位...
直木三十五 「巌流島」
...瞳を定めてよく見ればその輪郭はほぼわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほぼ完全なる人間の首の髑髏にはなっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほぼわかりかけている...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほぼ普通人間の三倍ほどある分量を持っていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...中折(なかおれ)の帽子をかぶって、脊広の洋服に糸楯(いとだて)、草鞋(わらじ)脚半(きゃはん)といういでたちで頬かむりした馬子に馬の口を取らせて、塩山からほぼ、三里の大菩薩峠を目ざして行く時は前にいった通り陽春の五月、日はまさしく端午(たんご)の当日であります...
中里介山 「山道」
...ほぼ間違いはなく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ほぼこの位の割合に考えて差支ないのであろう...
中谷宇吉郎 「雪」
...なにそりゃ今に限った訳でもないんだ」津田には彼の意味がほぼ解った...
夏目漱石 「明暗」
...ビートリスがほぼ囚人になったばかりでなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...同じ風の名が今もほぼ一続きに行われ...
柳田国男 「海上の道」
...なお変化の傾向と順序とがほぼ一致し...
柳田国男 「海上の道」
...「――ほぼ勝敗はついたらしいぞ」藤吉郎は呟(つぶや)きながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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