...彼れは与十の妻を見ると一寸(ちょっと)ほほえましい気分になって...
有島武郎 「カインの末裔」
...自分ながら一寸ほほえましい古雅な図である...
上村松園 「北穂天狗の思い出」
...これも夏のほほえましい思い出の一つでございます...
上村松園 「京の夏景色」
...その姿はほほえましいものであった...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...なんとなくほほえましい気持ちのしたのはあながち青葉時の好晴の天気のせいでもなかったようである...
寺田寅彦 「柿の種」
...このランデヴーのほほえましい一場面も...
寺田寅彦 「自由画稿」
...実に楽しいほほえましい娯楽の本格的な期間である...
中井正一 「脱出と回帰」
...ほほえましい羞恥(しゅうち)の姿であると考えた...
本庄陸男 「石狩川」
...しかもほほえましい事に...
三好十郎 「恐怖の季節」
......
三好十郎 「捨吉」
...このほほえましい俗信はつい近頃まで...
柳田国男 「海上の道」
...まじめに一生懸命に働いていた様子はほほえましいものであったろうと思う...
柳田国男 「こども風土記」
...ほほえましい巧みだと認めているのだが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...むしろほほえましい自然の変化とも私には受取られる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そばでみていてもほほえましい位...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...何一ついい前触れをもってこない鴉(からす)さえほほえましいほど...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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