...守護霊(しゅごれい)さんの方(ほう)でも蔭(かげ)で一と方(かた)ならぬ骨折(ほねおり)じゃった...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...容貌(ようぼう)――骨細(ほねぼそ)な...
有島武郎 「或る女」
...「見し夜の夢」の作者妙覚尼(みょうかくに)は武州公の容貌(ようぼう)、風采(ふうさい)、体格等についてしば/\語っているのであるが、それに依ると、「瑞雲院(ずゐうんゐん)さまはおん顔のいろくろがねの如く、筋骨のたくましきことは萬人にすぐれておはしましけれども、おん身のたけ高からず、宍付(しゝづき)横にふとくおはしましき」とあり、又或るところでは、「御眼(おんまなこ)のひかりするどく、頬のほねたかく、唇の肉あつくして、おん身のたけにくらぶるときはおん顔大きくおはしまし」とも云っている...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あの骨(ほね)ばかりの怪物(くわいぶつ)めが...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...それは作(つく)るのに大へん骨(ほね)が折れたし...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...骨節(ほねぶし)がところどころ痛むであろうな...
中里介山 「大菩薩峠」
...痩(や)せた骨身(ほねみ)を噛(かじ)り合(あ)うて居(ゐ)るやうな彼等(かれら)の間(あひだ)にこんなことが無(な)ければ殊更(ことさら)に勘次(かんじ)ばかりが注目(ちうもく)されるのではなかつたのである...
長塚節 「土」
...何(ど)うも骨(ほね)が折れましたぜ...
夏目漱石 「それから」
...扇(あふぎ)の骨(ほね)を拔(ぬ)いたものなどが見(み)えた...
夏目漱石 「門」
...おそろしさにからだじゅうの骨(ほね)という骨(ほね)をふるわせ...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...民(たみ)のほねをくだける白米(しらよね)...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...それでその骨(ほね)の持(も)ち主(ぬし)である動物(どうぶつ)と...
濱田青陵 「博物館」
...あるひは自分(じぶん)の食(く)つた動物(どうぶつ)の骨(ほね)に細工(さいく)を加(くは)へて...
濱田青陵 「博物館」
...大姉樣(おほねえさま)は上野(うへの)のも淺草(あさくさ)のも方々(はう/″\)のを幾度(いくど)も見(み)しに...
樋口一葉 「曉月夜」
......
槇本楠郎 「赤い旗」
...二年間東京の英語学校で正則に仕上げてきた良吉にしばしば「田舎で語学を勉強したって骨折損(ほねおりぞん)だ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...非常なる骨折(ほねおり)であった...
柳田国男 「山の人生」
...もっともっと人間が骨太(ほねぶと)だった...
吉川英治 「上杉謙信」
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