...そのうえ日本人の靴は普通のだから冷たいの冷たくないの痛むことおびただしい...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...疲労することおびただしい...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...目の前を行き過ぎるおびただしい馬の流れを見ていた...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...とても地球からのおびただしい通信の申込みを満足させることができなかった...
海野十三 「火星探険」
...かなりおびただしい植物が茂っていることさえわかっている...
海野十三 「火星兵団」
...おびただしい警官隊のために...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...そこらの庭樹の枝々に鈴生りにとまつてゐるおびただしい雀たちが...
薄田泣菫 「独楽園」
...山におびただしいりんどうの花が一つしおりにはさんであって...
寺田寅彦 「花物語」
...このおびただしい傷者と...
永井隆 「長崎の鐘」
...そのおびただしい血痕が...
中里介山 「大菩薩峠」
...沓ぬぎとにおびただしい人の足跡がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...階上階下の廊側(らうがは)に右往左往するおびただしい足音も聞えて来た...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...おびただしい財宝骨董をこの土蔵に取込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おびただしい敷布類が入っている...
久生十蘭 「魔都」
...そのほか実におびただしい近代の獲得物だとか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...胴の中はおびただしい埃にまみれていたのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...夜も更(ふ)けているのに突然陣外におびただしい鬨(とき)の声がする...
吉川英治 「三国志」
...おびただしい灯りが耀(かがや)いて見える...
吉川英治 「親鸞」
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