...何しろここには温泉宿のほかに(それもたった二軒だけです...
芥川龍之介 「手紙」
...英仏独伊の四箇国語(しかこくご)のほかにも...
芥川龍之介 「路上」
...そのほかに行列式の論などもあります...
石原純 「關孝和」
...私には映画産業の最も健康な発展形式は自由競争をほかにしては考えられないからである...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...王妹インゲボルグ殿下のほかにはない...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...ほかになほ四人の者がついて行くことになりました...
豊島与志雄 「鬼カゲさま」
...前に話した原子爆弾宿酔のほかに尿量減少...
永井隆 「長崎の鐘」
...「ここには誰と誰が泊っているんだ」「お夢とお鈴のほかには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは実に九条家に対する遠慮もあるほかに...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...禁裏や宮方や武家の御用のほかに...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...判事長がなにかほかに身分を証明するものはないかといったのにたいして...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...久子――まだほかにあるわ...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...この自分自身と同じほどの芸術家なり詩人なりがほかにあるか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...ほかに季節によって多少変化はあるが...
村松梢風 「猫料理」
...父が御勤役のほかに藩校創立の下しらべを仰せ付かっていたりしたから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...種々(くさ/″\)の買物のほかに奈美女の好む甘き菓子...
夢野久作 「白くれない」
...ほかになんらの馴致(じゅんち)をうけていた民ではないのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...コロンブスはこれらの話を自ら聞いたほかになお当時の海図からも同じような示唆を受けている...
和辻哲郎 「鎖国」
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