...あわだっているどろ沼をわたって行くよりほかに道はないのです...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...結城(ゆうき)以後影を隠した徳用(とくよう)・堅削(けんさく)を再出して僅かに連絡を保たしめるほかには少しも本文に連鎖の無い独立した武勇談である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ほかに警察力もないこの宇宙の一角において...
海野十三 「怪星ガン」
...ここのほかに、かくれるところはないんだがなあ」「あっ、あれ本だよ...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...毎日体操教師として近くの小さい女学校に通うほかには...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...まっくろい腹を見せてあるほかには...
太宰治 「狂言の神」
...ラッパの口金をくちびるに押しつけるときの下敷きになる等のほかにもっともっと重大な仕事に関係している...
寺田寅彦 「自由画稿」
...外の雨戸のほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...面のよし悪(あ)しのほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...塾長先生の講話のほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...私はそのような大胆な企てに乗り出し得るというのだろうか? 私自身に特有の無数の欠点の数々のほかにも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ほかにどこに泊ったらいいかわからないという理由だけで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...三十日水曜日は疲れていたけれどほかに日はないしペンさんつれて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だれもほかにお世話をする人もない方でございますから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...力仕事のほかには能のない人たちの長屋...
山本周五郎 「青べか物語」
...遂に文化的に禽獣の真似をするよりほかに楽しみを持たぬ程度にまで落ちぶれ果てた人類――その真似をするのは無上の光栄と心得る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ほかに容易ならぬ“滞在客”を抱えていたので...
吉川英治 「私本太平記」
...……打ち明けるが、実は、桔梗どのには、おれのほかにも、いのちを賭けて、恋している男がある...
吉川英治 「平の将門」
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