...方棟(ほうとう)という男があった...
田中貢太郎 「瞳人語」
...彼は昔放蕩(ほうとう)した経験があるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...今度はひどく放蕩(ほうとう)をして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ふと老人は鶴子が操(みさお)を破ったのはあるいは放蕩無頼(ほうとうぶらい)な倅に欺(あざむ)かれたためではないかという気がした...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...親に甘やかされた放蕩息子(ほうとうむすこ)の上りですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...許し難き放蕩(ほうとう)も許し...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして道徳的には一種の放蕩(ほうとう)の人とならざるを得ないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...放蕩(ほうとう)の媒(なかだち)...
中里介山 「大菩薩峠」
...放蕩(ほうとう)の果てのやうな荒(す)さんだ気持ちだつた...
林芙美子 「浮雲」
...素晴らしい才能を放蕩三昧(ほうとうざんまい)に浪費...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...年六十にして遊里に放蕩(ほうとう)す...
正岡子規 「病牀譫語」
...自分が放蕩者(ほうとうもの)だったことを承認する...
山本周五郎 「やぶからし」
...多宝塔(たほうとう)の上から...
吉川英治 「神州天馬侠」
...多宝塔(たほうとう)一山県蔦之助(やまがたつたのすけ)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...恵林寺(えりんじ)をはじめ諸山の法燈(ほうとう)は秘林の奥にゆらいで...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも高野の金堂宝塔(ほうとう)には...
吉川英治 「親鸞」
...放蕩者(ほうとうしゃ)は一般に享楽人と認められる...
和辻哲郎 「享楽人」
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