...放蕩(ほうとう)のために失敗して...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...それも彼の放蕩癖(ほうとうへき)や打算のためとばかりは言えず...
徳田秋声 「縮図」
...まるで聖書の中の放蕩息子(ほうとうむすこ)のように売り物の豚に与える餌(えさ)でもいいから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...朋党(ほうとう)相結(あいむす)んで直ちにこれを以て新しき芸術の出現と叫び...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...蘿月は一家の破産滅亡の昔をいい出されると勘当(かんどう)までされた放蕩三昧(ほうとうざんまい)の身は...
永井荷風 「すみだ川」
...親に甘やかされた放蕩息子(ほうとうむすこ)の上りですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...放蕩(ほうとう)の酒で臓腑(ぞうふ)を洗濯されたような彼の趣(おもむき)もようやく解する事ができた...
夏目漱石 「明暗」
...あの人は大分(だいぶ)放蕩(ほうとう)をした人だと云うがなるほど通人(つうじん)らしい風采(ふうさい)をしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...蓄妾淫奔(ちくしょういんぽん)・遊冶放蕩(ゆうやほうとう)...
福沢諭吉 「教育の事」
...彼自身の放蕩無頼(ほうとうぶらい)とはよく調和されているほど...
室生犀星 「野に臥す者」
...庄左衛門が若いころ放蕩(ほうとう)していろいろ失敗したため...
山本周五郎 「いさましい話」
...統(ほうとう)らしいが」思わず呟いていると...
吉川英治 「三国志」
...統(ほうとう)は笑って...
吉川英治 「三国志」
...統(ほうとう)はたましいを天外に飛ばしてしまった...
吉川英治 「三国志」
...「統(ほうとう)の献言はさすがであった」と...
吉川英治 「三国志」
...鳳雛(ほうすう)統(ほうとう)の二重臣と思われた...
吉川英治 「三国志」
...……統(ほうとう)...
吉川英治 「三国志」
...幕間になると彼女は放蕩親爺(ほうとうおやじ)の好色眼と若い男たちの漫然とした不可解な顔と...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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