...ぺこんぺこんとごまかし弾きをするばかり...
岩野泡鳴 「耽溺」
...それが毎日一度は、渠の坐つてる下から、ぺこん、ぺこんと聞えた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ぺこんとへこんでしまったのです...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...さわるとぺこんと凹(へこ)みそうな...
谷譲次 「踊る地平線」
...ぺこんと腹を凹(へこ)ましていました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その下にぺこんとした凹みのできてゐるのを発見し...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ぺこんと頭を下げた裕佐の赭くのぼせた顔をちらりと見ると...
長與善郎 「青銅の基督」
...お腹をぺこんとへこませて腰かけてゐました...
新美南吉 「疣」
...おなかをぺこんとへこませて...
新美南吉 「いぼ」
...骸骨のようにそこがぺこんと凹んでいるのだった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...ぺこんと一つ頭を下げてニコッと笑ひ...
北條民雄 「続癩院記録」
...「この弁当じゃあ全く遣り切れんなア――」口鬚ひくひくさせていた守衛はぺこんと頭を低げた...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...彼はぺこんと習慣になった敬礼を残して...
本庄陸男 「白い壁」
...ぺこんと頭を低(さ)げた...
本庄陸男 「白い壁」
...骨を削られて耳の後はぺこんとへこみ...
「小祝の一家」
...……今日は」日吉はそこへ来るとぺこんとお辞儀をした...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぺこんと一つお辞儀をして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...明日はぺこんと凹むに違いない...
蘭郁二郎 「魔像」
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