...作中の人物の本名(ほんめい)仮名(かめい)をずらりと並べろと云ふのである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...大(おほき)なべろりとした口(くち)だと縱(たて)に銜(くは)へて呑(の)み兼(か)ねまい...
泉鏡太郎 「艶書」
...ひどく気が咎めて極(きま)りの悪いような様子で舌をべろべろ出しているので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...犬は喜んでそれをべろべろと嘗めはじめたが...
田中貢太郎 「虎媛」
...べろべろに酔って庸三の部屋に現われることもあった...
徳田秋声 「仮装人物」
...遠慮なく喋(しゃ)べろうじゃないか...
徳永直 「工場新聞」
...何にも言うことがない前からしゃべろうとあせる者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...……その桃のかんづめは今目の前にあるのに、お母さんだけがなぜ……? お母さんがいたら──このかんづめだって、こんなふうに殺風景に竹ばしを四本突っこんで、さあ食べろ、などとは言わない……...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...戸口(とぐち)を後(うしろ)にしてお品(しな)は竈(かまど)の火(ひ)のべろ/\と燃(も)え上(あが)るのを見(み)た...
長塚節 「土」
...そんな事をむやみに喋(しゃ)べろうものなら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...のっそりとすわって退くつそうにひとりでべろべろ舌を出して遊んでいましたが...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...食べろとは云って貰(もら)われない...
森鴎外 「牛鍋」
...わざと上品ぶって標準語をしゃべろうとするので...
山川方夫 「演技の果て」
...自分もべろべろになって暴れる...
山本周五郎 「契りきぬ」
...それよりも身体(からだ)中をスッカリ調べろ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...調べろ」「明白じゃないか」「うそだい」「君! このチビを追い出してくれんか」守衛は...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...いざとなったらかくかくのことをもうしのべろ……」と居士(こじ)はあかざの杖(つえ)をもって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...大皿を出して、酒、さかな、果物、肉、ずらりと並べろ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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