...まだ如月(きさらぎ)の小夜嵐(さよあらし)引(ひき)まどの明放(あけばな)しより入(い)りて身(み)に染(し)む事(こと)も堪(た)えがたし...
樋口一葉 「われから」
...返へらざる世を悲しめば如月の磯辺の雪も度(ど)を超えて降る早春大磯に滞在中...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...菊田・如月敏・鏑木その他女優二三連れて行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...如月敏とカブとで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...如月敏此処三日家をあけてるので家でさわいで迎へに来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...牛原虚彦監督の「旗本侍法」と如月敏作の「母よ安らかに」を見る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...如月敏も牛原も少しも進歩してゐない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昨日速達出して呼んだ如月敏来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一時すぎ如月敏夫婦が来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ホテ・グリで、如月敏と食事、ミネストロン、カネロニ、ポークチャップで、うまかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...霜月から如月(きさらぎ)まで寒さはかくべつきびしかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...寺号を青黛山如月寺(せいたいざんにょげつじ)と名付く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一念称名声(いちねんしょうみょうのこえ)功徳万世伝(くどくばんせいにつたう)青黛山寺鐘(せいたいさんじのかね)迎得真如月(むかええたりしんにょのつき)なほ六美女は当時十八歳なりしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...(その他略)◆備考(A)如月寺の本尊弥勒(みろく)菩薩の座像を調査するに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...古蹟調査に名を藉(か)りたWが如月寺(にょげつじ)の和尚に取り入って縁起文を盗み写している間に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...如月寺の和尚様と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...如月寺(にょげつじ)の弥勒(みろく)様の胎内に在る筈です...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...うめの花はつはつ咲けるきさらぎはものぞおちゐぬわれのこころに梅の花さかり久しみ下褪(あ)せつ雪降りつまばかなしかるらむ梅の花褪するいたみて白雪の降れよと待つに雨降りにけりうめの花あせつつさきて如月(きさらぎ)はゆめのごとくになか過ぎにけりこれらはその次の集『朝の歌』に出てゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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