...北村小松、如月敏、山上伊太郎というような人たちはいずれも過去においては代表的な映画脚本作家であつたが、現在においては申し合わせたように転職あるいはそれに近いことをやつている...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...如月(きさらぎ)は名ばかりで霜柱は心まで氷らせるように土をもちあげ...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...まだ如月(きさらぎ)の小夜嵐(さよあらし)引(ひき)まどの明放(あけばな)しより入(い)りて身(み)に染(し)む事(こと)も堪(た)えがたし...
樋口一葉 「われから」
...西班牙ではこのとほり民風に權威があるのだ!如月の後に改まつた同じ年の一月今だに西班牙といふ國の正體が掴めない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...返へらざる世を悲しめば如月の磯辺の雪も度(ど)を超えて降る早春大磯に滞在中...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...如月敏此処三日家をあけてるので家でさわいで迎へに来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...如月敏と石田守衛を連れ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昨日速達出して呼んだ如月敏来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...間もなくヌーッと如月敏夫妻あらはれ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
......
前田普羅 「普羅句集」
...未だ如月の夢深い曙の波を蹴立てゝ...
牧野信一 「緑の軍港」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...◆第二参考青黛山如月寺縁起(せいたいざんにょげつじえんぎ)(開山一行上人(いちぎょうしょうにん)手記)――註――同寺は姪浜(めいのはま)町二十四番地に在り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一念称名声(いちねんしょうみょうのこえ)功徳万世伝(くどくばんせいにつたう)青黛山寺鐘(せいたいさんじのかね)迎得真如月(むかええたりしんにょのつき)なほ六美女は当時十八歳なりしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...如月寺の絵巻物の紛失事件を綜合して考えた場合には...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...如月(きさらぎ)の初め...
吉川英治 「江戸三国志」
...如月(きさらぎ)近くを思わせる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...うめの花はつはつ咲けるきさらぎはものぞおちゐぬわれのこころに梅の花さかり久しみ下褪(あ)せつ雪降りつまばかなしかるらむ梅の花褪するいたみて白雪の降れよと待つに雨降りにけりうめの花あせつつさきて如月(きさらぎ)はゆめのごとくになか過ぎにけりこれらはその次の集『朝の歌』に出てゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??