...」と、襖(ふすま)にどしんと顔(つら)を当てて、「蟻の戸渡(とわたり)でいやあがらあ、べらぼうめ...
泉鏡花 「婦系図」
...このべらぼうに大きなトランクには...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...篦棒(べらぼう)なのぼせやうをして居なさるんだつて言ふからな...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...』『ひゃあっ! 年が年中べらぼうに暑いってえじゃありませんか...
谷譲次 「踊る地平線」
...英語の brave や bravo も「べらぼう」の従兄弟(いとこ)であるが...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...詐欺師や香具師(やし)の品玉やテクニックには『永代蔵』に狼(おおかみ)の黒焼や閻魔鳥(えんまちょう)や便覧坊(べらぼう)があり...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...自分がべらぼうなバカだってはっきりしたことです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...箆棒奴(べらぼうめ)! どうして飲めるんだい!」が...
葉山嘉樹 「セメント樽の中の手紙」
...箆棒(べらぼう)に寒い晩だ...
広津柳浪 「今戸心中」
...べらぼうに賢くて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そんなお馴染があるんなら伴れていらっしゃいよ」「べらぼうめ...
山本周五郎 「桑の木物語」
...そんなべらぼうな...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...べらぼうに長い書付をそこへ出した...
山本周五郎 「七日七夜」
...篦棒(べらぼう)に利くパスが出来上ったわけである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そんな篦棒(べらぼう)な話があるものか……と云うんだろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...抜ける抜けるとか何とか詰(つま)らねえ声を真夜中出しやがるんで……篦棒(べらぼう)めえ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...何しろ若かったもんだから……篦棒(べらぼう)めえ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...一体どこを飛び歩いていなすッたの」「べらぼうめ...
吉川英治 「江戸三国志」
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