...右手には黒ペンキがまだそのままにべっとりとついている...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...あぶら汗をべっとりとかいた...
海野十三 「宇宙戦隊」
...薩摩上布の腰のあたりをべっとりと湿していた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...その掌にはべっとりと血が付いていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...俺の指にべっとりと来る...
高見順 「いやな感じ」
...突然べっとりと真っ赤な血が!「ど...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...見ると襟(えり)から袖にかけてべっとりと血がついていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...濡れた髪の毛を額や頬にべっとりとはりつかせ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...肌着をべっとりと背へくっつけ...
直木三十五 「南国太平記」
...いつの間にか、腓から、向う脛も、探ると、べっとりと、指が粘って、脚絆の上へも、微かに血が滲み出していた...
直木三十五 「南国太平記」
...べっとりと血らしいものが手のひらについた...
永井隆 「長崎の鐘」
...べっとりと血がついておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...縮れた髪に香油(ポマード)をべっとりと塗り付けて...
中島敦 「南島譚」
...口にべっとりとくっついた柔かい...
中村地平 「霧の蕃社」
...着衣もべっとりと湿った...
本庄陸男 「石狩川」
...べっとりと汗が付き...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...冷たくべっとりと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...べっとりと汗をかいた...
吉川英治 「銀河まつり」
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