...而して平氏自身も亦其成功の為に仆るべき数を担ひぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...視覚のナマエは人と共に永遠に生きるべき数字的である或る一点である...
李箱 「線に関する覚書7」
...辞(いな)むべき数(すう)ではない...
泉鏡花 「婦系図」
...Iすなわち9が引けるためにはBは6の外に取るべき数字がないのである...
海野十三 「暗号数字」
...いま働いている人員は三千人というおどろくべき数に達していた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...かれはサルタンの後宮にも比すべき数十人の恋人があった...
江戸川乱歩 「影男」
...因果関係の「濃度」を示すべき数値を定め...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...而(しこう)して徳川幕府もまたその太平のために斃(たお)るべき数を担(にな)えり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...恐るべき数秒が過ぎた……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今ここにそのうちの信ずべき数行を引用してみよう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこに学び取るべき数々のあることをさえ感じてきた...
正岡容 「寄席」
...疫病(ペスト)にほとんど常に伴生する恐るべき数の疾病...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...加算せらるべき数は明かに控除せらるべき数より大であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...多少の価値ありと認むべき数条を抄出する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかもかかる驚くべき数は...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...あの驚くべき数々の古民藝は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それは胎児自身が主役となって演出するところの『万有進化の実況』とも題すべき数億年...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...驚くべき数量の武器やら甲冑(かっちゅう)が干しならべてあるのだった...
吉川英治 「私本太平記」
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