...首(かうべ)を下(さ)げて引(ひ)きさがる為(た)めに出来(でき)ている飾物(かざりもの)ではないようでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...一齊に鐵盤中なる松脂環飾(やにのわかざり)に火を點ず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「われは決して少女とともに隣家へ行かざりき...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...飛びッ切(きり)上等の飾(かざり)が付いた鋭利な一丁のジャックナイフだ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...それで『明日(あした)にもロボの首を取ってきて床(とこ)の間の飾(かざり)り物にする』と大きなことをいっていたものさ...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...袁氏はまた懐から碧玉(へきぎょく)の環飾(わかざり)を出して老僧の前へ置いて...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...」と金工(かざりや)が言(い)った...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...菅笠(すげがさ)は日(ひ)を避(さ)けるのみではなく女(をんな)の爲(ため)には風情(ふぜい)ある飾(かざり)である...
長塚節 「土」
...特別に頼んで錺(かざり)屋に打たせたものでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殺し?――湯島なら錺屋(かざりや)ぢやないか」平次も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錺(かざり)屋に金のあるのを知つて居るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この装飾(かざり)はどうだ! よく話半分といふけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...海の月前の浜にて人死ぬとなど鎧戸を叩かざりけん朝起きて見ると...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...頭のかざりから足のくつ先まで...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...薊の刺を鳥の羽毛のように帽子にかざり...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...狼に食われた子供の首飾(くびかざり)・腕飾の落ちたのを...
柳田国男 「山の人生」
...まだ飾瓦斯(かざりがす)も飾提灯(かざりぢやうちん)の灯(ひ)もちらほらよりついて居ない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...シンデレラの服やあたまかざりが...
アンドルー・ラング再話 Andrew Lang 大久保ゆう訳 「シンデレラ」
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