...ヤソ教の『バイブル』中に説くがごとき怪誕妄説は信ずべからずといえども...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...「この土手に登るべからず」と書いてあるお堀の土手に登って皇居を遥拝し...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...他国にも石蚕(せきさん)を生(しやう)ずる川あらば此蝶あらんもしるべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...遠途の旅客が朔風(さくふう)肌を裂き積雪脛(すね)を没する万山の中を経過するときには必ず綿衣を重ねざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...何等かの試驗を行ふ必要あること爭ふべからずとせば...
原勝郎 「貢院の春」
...極めて須要なるものといわざるべからず...
日野強 「新疆所感」
...物事の道理は人数の多少によりて変ずべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...国の独立は一日も保つべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...畢竟世の事変は活物(いきもの)にて容易にその機変を前知すべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...さりとて己が心事を逞しゅうせんとするには実の働きに乏しくしてことに当たるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...また判断の明識あるべからず...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...これに先だつに夫婦の徳義あるを忘るべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...抜刀隊一曲の歌ならざるべからず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...蛇皮堅くして斫(き)るべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...宰牛この事早まるべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...タックルせざるべからずなど例の高声にひとりうち語る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...噛み且つ飽き足りんには口中に肉片なかるべからず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...美言佳句に興ずるごときものは「ただ言語(ごんご)ばかりを翫(もてあそ)んで理を得べからず」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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