...』私(わたくし)はただちょっと見物(けんぶつ)する位(くらい)のつもりで軽(かる)く御返答(ごへんじ)をしたのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「さあ……」と生返事(なまへんじ)をするほかなかった...
有島武郎 「或る女」
...変人(へんじん)をみとめている花前にそういってもしかたがないから...
伊藤左千夫 「箸」
...「お食事(しょくじ)のよういができました」「ありがとう」へんじはしたが...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...そしてこの変事(へんじ)を知らせたのである...
海野十三 「少年探偵長」
...参ります」帆村は憂鬱(ゆううつ)な返辞(へんじ)をした...
海野十三 「赤外線男」
...「おい、へんじゃないか...
海野十三 「太平洋魔城」
...へんじもしないで...
鈴木三重吉 「乞食の子」
...なんとも御へんじがござりませなんだが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...領主吾等(われら)の耳(みゝ)を驚(おどろ)かす變事(へんじ)とは何事(なにごと)ぢゃ?番甲申上(まうしあ)げまする...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...それで嫂(あによめ)には快(こゝろ)よい返事(へんじ)さへ碌(ろく)にしなかつた...
夏目漱石 「門」
...このすとんへんじの中央(ちゆうおう)に立(た)つて東方(とうほう)を眺(なが)めるときは...
濱田青陵 「博物館」
...又(また)しても其樣(そのやう)なこと御前(おまへ)さま此々(これ/\)とお傳(つた)へ申さば好(よ)きお返事(へんじ)は知(し)れた事(こと)なり最早(もう)くよ/\とは思(おぼ)しめすな...
一葉稿 「五月雨」
... 「みゃう?」ふくやさんの おへんじは ――「シンプキン...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...なんのへんじもありません...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「赤ずきん」
...自分でなくなって色々の受返事(うけへんじ)をする...
柳田国男 「こども風土記」
...よい程な生返辞(なまへんじ)をしていながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そういうへんじがくるとおもっていました...
アンドルー・ラング再話 Andrew Lang 大久保ゆう訳 「シンデレラ」
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