...私は自分をかへり見て本当にかなしく情なくなります...
伊藤野枝 「書簡 山田邦子宛」
...かへり來(こ)ぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...紅裙風にひるがへりて...
大町桂月 「足柄の山水」
...水戸より汽車に乘りてかへりぬ...
大町桂月 「水戸觀梅」
...熊四方(しはう)を顧(かへりみ)て走(はし)り去(さり)て行方しれず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○さるほどに妻(つま)は家(いへ)にかへり炉(ろ)に火を焼(たき)たて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今日もはた南へ、海を、夢の鳥かへりぬ、ひとつ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...アガメムノーン叫び曰ふ、『汝狂へり、メネラオス、その狂何の要もなし、扣へよ怒はげしとも、 110汝に優る英豪に敵し戰ふこと勿れ、プリアミデース・ヘクトール、彼を諸將は皆恐る、ペーレーデース・アキリュウス遙かに汝に優るもの、それすら恐るヘクトール、彼に敵すること勿れ、汝今行き友軍の間(あひ)に汝の席占めよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ありがたき事なり」と云へり...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...本物だよ」車寄せの縁石(へりいし)のところで車をとめると...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...賞められてうれしくて一層へりくだって励むというのとは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...机に倚りて襁褓(むつき)縫ひたりしエリスは振り返へりて...
森鴎外 「舞姫」
...其家の傍に捨て置き帰るといへり」などといっている...
柳田国男 「山の人生」
...果して其朝は一(ひとつ)も獲物なくして帰りたりといへり...
柳田国男 「山の人生」
...俯向ける三人の背に全市の闇を負へり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...君が眠り得ぬ夜のために飲むべく云ひ置き給へりしベルモツトはさすがに舌なれぬ心地...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...後代のわれに言へり...
吉川英治 「私本太平記」
...私たちの坐つてゐる路下の沼のへりに...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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