...帳場の台をへだてて...
海野十三 「少年探偵長」
...テーブルをへだてて...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...うすいカアテンをへだて...
太宰治 「美少女」
...ある距離をへだてて遠くから見ると...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...鎖のためにへだてられる...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...あらゆる現世の楽しみから高い壁でへだてられていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また不眠に陷るいづべゆか雨洩りたゆく聞え來てふけしく夜は沈みけるかも小松植ゑたる狹き庭をへだてゝ外科の病棟あり...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...三つの際(へだて)があって...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...感泣はしているようなものの忘れちまったんだから仕方がない」兄妹は隔(へだて)なき眼と眼を見合せた...
夏目漱石 「虞美人草」
...恋をへだてる堰(せき)はねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...約束のユウフツの港を距(へだて)ること二十里の手前――そのため彼らは予定した陸行の踏みわけ道をそれだけ多く歩かねばならぬ破目におちた...
本庄陸男 「石狩川」
...街道をへだてて田の中に十坪ほどの沼があり...
柳田國男 「日本の伝説」
...二人を押しへだて...
吉川英治 「三国志」
...草心尼は何事にもかくしへだてのない子の覚一にさえ...
吉川英治 「私本太平記」
...そこの軒ばの日除(ひよ)け棚をへだてて蠅のむらがりみたいに騒いでいたが...
吉川英治 「私本太平記」
...ちりぢりに所をへだてて...
吉川英治 「私本太平記」
...川をへだてているものの...
吉川英治 「親鸞」
...へだての襖(ふすま)をあけてもらった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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