...園は取りだした金を机の上で下手糞(へたくそ)に勘定していたが...
有島武郎 「星座」
...下手糞(へたくそ)なその旋律は...
梅崎春生 「黄色い日日」
...へたくそな風景画にかわっていたではありませんか...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...算術なんかあんな下手糞(へたくそ)でも...
竹久夢二 「都の眼」
...よしんば物笑いの種になるほど下手糞(へたくそ)だったとしたところで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...……・なんとけさの鶯のへたくそうた・あるだけの酒をたべ風を聴き・悔いることばかりひよどりはないてくれても――(このみち)――このみちをゆく――このみちをゆくよりほかない私である...
種田山頭火 「其中日記」
...へたくそのしんまいだ...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...「へたくそだ...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...へたくそ!」人々はどなり出しました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...するとその主人はそれよりもっと下手糞(へたくそ)な英語でそれに応じた...
堀辰雄 「旅の絵」
...私は下手糞(へたくそ)になって...
堀辰雄 「幼年時代」
...彼のへたくそな詩にお怒りになったためであると確信した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひどくへたくそに...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...その犬飼さんが農業がへたくそで...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「へたくそだな、先生は」とお繁は立ちあがりながら云った、「こんなへたくそな釣り、おんだらまだ見たこともねえ」私は黙って沼のほうを眺めた...
山本周五郎 「青べか物語」
...――匙(さじ)かげんはへたくそだが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――骨接ぎがへたくそだったんだよ...
山本周五郎 「追いついた夢」
...こんなへたくそな字をどうして掛物になんぞするのか...
山本周五郎 「さぶ」
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