...臍(へそ)まで寛(はだ)ける...
泉鏡花 「瓜の涙」
...そのうへへその顏とからだの上半身とを托してしまつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...敵のただ中へそれから一時間ほどのち...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
......
武田祐吉 「古事記」
...これはこうしちゃいられない――小野さんはチャンバアス夫人へそう言って...
谷譲次 「踊る地平線」
...「ボブ・クラチットの許へそれを送ってやろうな」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...その守り袋を開いて見ると臍(へそ)の緒(お)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...家(うち)へそう言ってやりさえすれば...
夏目漱石 「三四郎」
...七八年前からの掛り合ひだらうと――これは臍胡麻(へそごま)の鑑定(かんてい)で」「何んだその臍胡麻てえのは?」「隣りのお神...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...話は飛んでもない傍路(わきみち)へそれたものだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...今や波間では灯もほのかに赤みがかり――時もかすかに浅く息をしている――そして地鳴りもなくこれから下へ下へその街が落ちゆく定めでも地獄はいずれ千の玉座から立ち上がりその都に敬礼してみせよう...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...へへへそんなもの入りません...
松永延造 「職工と微笑」
...夫婦が只さえ癇の高いところへそのわをかけた子供だから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この御屋敷の内へその石を拝みにはいりました...
柳田國男 「日本の伝説」
...あまり臍(へそ)をいじくるので...
柳田国男 「雪国の春」
...火を見るより明らかでしょう」郭図は袁譚へそうすすめた...
吉川英治 「三国志」
...あすの夕までに西山荘へそれをお届けするようにと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...とうに夕闇の深くへその姿を晦(くら)ましていた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??